アロマ(精油)の香りが変わる原因(酸化・経年変化)や捨て時は?本来の香りを見分けるポイント

香りが変わった精油のイメージ画像 お役立ち情報

こんにちは!lilyです。

「アロカツ」にご訪問ありがとうございます。

久しぶりにアロマ(精油)を使った時、「以前より酸っぱいにおいがする」、「香りが弱くなったけれどまだ使えるの?」と迷うことはありませんか?

精油の香りが変わる原因には酸化や経年変化のほかにも様々な要因があります。

そのため、以前と香りが違うという理由だけですぐに捨てる必要があるとは限りません。

先に記事の結論から言いますと

  • 産地・抽出法・メーカーの違いでも香りは変わる
  • 部屋の室温でも影響を受ける
  • 低温や嗅覚の慣れによる一時的な変化
  • 体調の変化での錯覚
  • 購入時と明らかに違う不快な香りがする精油は使用しない
  • 香りだけでなく、色・透明度・粘度も確認する
  • 開封時期の香りの特徴や状態の比較は大切
  • メーカーが示す使用目安を確認する
  • 産地や製造ロットの違いによる香りの個体差も考える
  • 開封時期や保管状態が分からない場合は無理に使用しない
  • 状態が変化した精油を大量に使って消費しない

ことが大切です。

この記事を最後までチェックしていただくことで、香りが変わった精油を捨てるべきか酸化・経年変化なのか、精油本来の香りなのかを判断しやすくなります。

この記事では、

  • アロマ(精油)の香りが変わる主な原因は酸化や経年変化だけではない
  • アロマ(精油)を捨てるか判断する方法
  • アロマ(精油)本来の香りとの見分け方

について詳しく紹介します。

アロマ(精油)の香りが変わる原因は酸化・経年劣化だけではない

精油の香りが以前と違って感じられる原因は、酸化や経年変化だけとおもわれがちですがそうばかりではありません。

アロマの香りの変化のイメージ

精油は天然の植物から抽出されるため、同じ種類でも

  • 産地
  • 収穫時期
  • 気候
  • 抽出方法

などによって香りに違いが生じることがあります。

また、室温、周囲のにおい、自分の体調によっても香りの感じ方が変わります。

香りが変わる主な原因 起こる可能性がある変化 確認すること
空気に触れたことによる酸化 爽やかさが減り、重く感じる 開封時期とキャップの状態
長期間の経過 香り、色、粘度が変化する 購入日と開封日
光や高温の影響 香りや色が変化する 保管していた場所
産地や製造ロットの違い 新品同士でも香りが異なる 商品情報と製造ロット
室温の違い 香り立ちや粘度が変わる 部屋の温度
嗅覚の慣れ 香りが弱く感じる 時間を置いた後の感じ方
体調や周囲のにおい いつもと違う香りに感じる 別の日や場所で確認する

一つの原因だけで判断せず、開封時期、保管状態、色、粘度などを組み合わせて確認しましょう。

原因その①:空気に触れて酸化している

精油は開封するとボトルの中へ空気が入ります。

使用するたびにキャップを開閉するため、少しずつ空気に触れる機会が増えていきます。

公益社団法人日本アロマ環境協会では精油の保管について次のように説明しています。

精油は揮発しやすく、また空気に触れることで精油に含まれる芳香成分が酸化するため、しっかりと蓋をして、立てて保管しましょう。

引用元:https://www.aromakankyo.or.jp/faq/aroma/

空気の影響を受けた精油は購入時の軽さや爽やかさが減り、重い香りに感じられることがあります。

特に残量が少ないボトルは容器内で空気が占める割合が大きくなります。

キャップを閉め忘れたことがある場合や滴下栓の周辺へ精油が付着している場合も現在の状態を慎重に確認しましょう。

原因その②:開封後の経年変化が進んでいる

精油は正しく保管していても永久に同じ状態を保てるわけではありません。

公益社団法人日本アロマ環境協会では、開封後の使用期間について次のように案内しています。

開封後は、1年以内を目安に使い切りましょう。柑橘系の精油は、ほかの精油と比較して成分変化が起こりやすいといわれています。

引用元:https://www.aromakankyo.or.jp/faq/aroma/

開封後1年は一般的な目安であり、すべての精油へ一律に適用できる使用期限ではありません。

しかし柑橘系は他の精油よりも変化が速いので早めに使いきることをおすすめします。

メーカーが個別の使用期間を表示している場合はその案内を優先してください。

また、目安期間を過ぎた瞬間に必ず香りが変わるとは限りませんが、香りが残っていれば何年でも使えるという意味でもありません。

原因その③:光や高温の影響を受けている

精油は、紫外線、高温、極端な温度変化の影響を受けます。

次のような場所で保管していなかったか確認しましょう。

  • 直射日光が当たる窓辺
  • 夏の車内
  • 暖房器具の近く
  • キッチン周辺
  • 浴室や洗面台周辺
  • 温度変化の大きい場所
  • キャップが緩んだ状態
  • ボトルを横に寝かせた状態

公益社団法人日本アロマ環境協会では、紫外線や高温、極端な温度変化によっても酸化が進みやすくなると説明しています。

開封後の目安期間内でも、保管環境によっては状態が変化している可能性があります。

原因その④:産地や製造ロットが違う

同じ名前の精油でもすべてが同じ香りになるとは限りません。

精油は植物から抽出されるため、次の条件によって香りに違いが出ることがあります。

  • 植物の産地
  • 収穫された年や季節
  • 気候や土壌
  • 植物の品種
  • 抽出部位
  • 抽出方法
  • メーカー
  • 製造ロット

前に使用していた精油と新しく購入した精油の香りが違う場合は、すぐに酸化と判断せず、学名、産地、抽出部位、抽出方法を比較してみましょう。

新品のボトルを開けた時から香りが違う場合は、経年変化ではなく、商品の違いや天然精油の個体差も考えられます。

ただし、新品でも不快なにおい、漏れ、濁りなどがある場合は使用せず、販売店やメーカーへ確認してください。

原因その⑤:室温によって香り立ちや粘度が変わっている

精油は室温によって香り立ちや滴下する速さが変わることがあります。

気温が低い時は粘度が高くなり、香りが広がるまで時間がかかる場合があります。

反対に室温が高い場所では精油が揮発しやすくなり、香りを強く感じることがあります。

特に次の精油はもともと粘度が高い場合があります。

  • ベチバー
  • ベンゾイン
  • ミルラ
  • パチュリ
  • サンダルウッド

これらはサラサラした柑橘系精油などと比べて滴下に時間がかかることがあります。

低温で一時的に出にくくなったのか、購入時より明らかに粘度が高くなったのかを確認しましょう。

原因その⑥:嗅覚の慣れや体調によって違って感じる

同じ香りを長時間嗅いでいると嗅覚が慣れて香りを弱く感じることがあります。

次のような状況では精油の状態が変わっていなくても香りが違って感じられる可能性があります。

  • 長時間同じ精油を使用している
  • 精油を一度に何種類も嗅いだ
  • 香りを強く使った直後
  • 部屋に料理や洗剤のにおいが残っている
  • 鼻が詰まっている
  • 体調がいつもと違う

香りが弱いからといって精油を大量に追加しないようにしましょう。

いったん換気して香りから離れ、別の時間や翌日にもう一度確認してください。

アロマ(精油)の香りが変わった捨て時の判断基準は?

精油の香りが以前と違うと感じても必ず捨てなければならないわけではありません。

アロマの色の変化のイメージ画像

まずは香りの変化が一時的なものなのか、酸化や経年変化によるものなのかを確認します。

精油の状態 判断の目安
産地や製造ロットが違い、新品時から香りが異なる 商品情報を比較する
低温時だけ粘度が高く、室温で元へ戻る 商品説明を確認する
香りが弱く感じるが、時間を置くと確認できる 嗅覚の慣れを考える
購入時にはなかった不快なにおいがする 使用しない
香りと色の両方が変化している 使用しない
香りと粘度の両方が変化している 使用しない
開封時期や保管状態が分からない 無理に使用しない

判断する時に大切なのは「よい香りか好みではない香りか」ではありません。

購入時と比べて香りや状態が変化しているかを確認します。

判断①:香りが少し違うだけならすぐに捨てなくてもよい

先ほども前述しましたが、酸化以外の原因で香りが違って感じられている可能性があります。

  • 新しく購入したボトルの産地や製造ロットが違う
  • 部屋の温度がいつもより低い
  • 同じ香りを長時間使用している
  • 複数の精油を続けて嗅いだ
  • 鼻が詰まっている
  • 体調がいつもと違う
  • 部屋に料理や洗剤などのにおいが残っている

香りに違和感がある場合は、いったんキャップを閉めて換気し、時間や場所を変えて確認してみましょう。

ただし、時間を置いても不快なにおいが残り、色や粘度にも変化がある場合は使用しないほうがよいでしょう。

判断その②:不快な香りと状態の変化がある場合は使用しない

購入時にはなかった次のような変化がある場合は使用をやめる判断が必要です。

  • 酸っぱいにおいがする
  • 古い油のようなにおいがする
  • 鼻へ強い刺激を感じる
  • 爽やかさがなくなった
  • 重く不快な香りへ変わった
  • 色が以前より濃くなった
  • 理由の分からない濁りがある
  • 以前より粘度が高くなった

「肌には使わず、芳香浴なら大丈夫」と自己判断で使い続けることも避けましょう。

状態が変化した精油をディフューザーやアロマストーンへ大量に使い、無理に消費する必要もありません。

判断その③:新品時から違う場合は商品情報を比較する

新品の香りが以前使用していたボトルと違う場合は、次の情報を比較します。

  • 学名
  • 産地
  • 抽出部位
  • 抽出方法
  • メーカー
  • 製造ロット

情報が異なる場合は精油本来の個体差や商品の違いが香りへ表れている可能性があります。

新品時から商品説明と異なる不快なにおいがある場合は使用せず購入した販売店やメーカーへ問い合わせするのもいいでしょう。

判断その④:一時的な違いなら時間や場所を変える

室温、周囲のにおい、嗅覚の慣れが原因と考えられる場合は次の手順で確認します。

  1. 精油のキャップを閉める
  2. 部屋を換気する
  3. 香りからしばらく離れる
  4. 別の時間や翌日に確認する
  5. 色や粘度にも変化がないか確認する

時間を置くと本来の香りを感じられ色や粘度にも変化がなければ一時的な感じ方の違いだった可能性があります。

判断その⑤:香り・色・粘度が変わっていたら使用しない

次の項目が複数当てはまる場合は使用をやめましょう。

  • 購入時と明らかに違う香りがする
  • 酸っぱい、油っぽい、不快なにおいがする
  • 色が以前より濃くなった
  • 理由の分からない濁りや異物がある
  • 粘度が明らかに高くなった
  • 開封後の使用目安を過ぎている
  • 高温や直射日光の影響を受けた可能性がある

肌への使用だけをやめて芳香浴に使い切ろうとすることも避けてください。

状態が変化した精油は用途を変えて使い続けるのではなく、自治体の案内や商品の処分方法に従って処分しましょう。

判断その⑥:確認しても分からない場合は無理に使わない

次のような精油は現在の状態を正確に判断することが難しくなります。

  • いつ購入したか分からない
  • 開封日が分からない
  • 購入時の香りを覚えていない
  • 色や粘度の正常な状態が分からない
  • 保管場所を覚えていない
  • 家族の精油で使用状況を確認できない

「まだ香りがする」、「残っていてもったいない」という理由だけでは使用できる根拠にはなりません。

確認しても判断できない場合は無理に使わず新しい精油へ替えることを検討することをおすすめします。

アロマ(精油)本来の香りや状態を見分ける方法

精油本来の香りと酸化や経年変化を見分ける時は、一般的な香りの説明だけでなく、購入時から変化しているかを確認します。

精油の劣化を判断する説明をイメージする精油瓶の画像

確認項目 精油本来の違いと考えられる状態 酸化や経年変化を疑う状態
香り 新品時から種類特有の香りがある 使用途中から不快な香りへ変わった
新品時から種類特有の色がある 以前より濃くなった、濁った
粘度 購入時から粘度が高い 以前より明らかに出にくくなった
透明度 低温で一時的に変化している 理由の分からない濁りや異物がある
開封時期 メーカーの使用目安期間内 目安を過ぎている、時期が分からない
保管状態 冷暗所で立てて保管していた 高温や直射日光の影響が疑われる

一つの変化だけで決めつけず、複数の項目を組み合わせて判断しましょう。

見分け方その①:精油本来の個性的な香りを確認する

精油の中には、もともと土、樹脂、薬草、煙などを思わせる個性的な香りがあります。

例えば、

精油の種類 本来感じることがある香り
ベチバー 土、根、湿った大地のような重さ
パチュリ 土、墨、落ち着いた甘さ
ティートゥリー 薬草、シャープな清涼感
フランキンセンス 樹脂、木、ほのかな柑橘感
イランイラン 濃厚な甘さと華やかさ
ローマンカモミール 甘さの中に青さや薬草の印象

など。

初めて嗅いだ時に好みではなかったという理由だけでは酸化していると判断できません。

メーカーの商品説明と大きく異なる香りや購入時にはなかった不快なにおいが加わっている場合に状態の変化を疑いましょう。

見分け方その②:購入時の香りと比較する

酸化や経年変化を判断する時に重要なのは一般的な香りの説明よりも購入時との違いです。

次の点を確認してください。

  • 最初に感じる香りが変わった
  • 爽やかさが減った
  • 重さが強くなった
  • 香りが極端に弱くなった
  • 酸っぱいにおいが加わった
  • 古い油のようなにおいがする
  • 鼻への刺激が強くなった

購入時の香りを覚えていない場合は、新しい同じ商品と比較すると違いを確認しやすくなります。

比較できず香りの変化を判断できない場合は使用できると断定しないほうがよいでしょう。

見分け方その③:色と透明度を確認する

精油の色は種類によって異なります。

もともと黄色、オレンジ色、青色などの精油もあるため、色が付いているだけで酸化とは判断できません。

確認するのは以前との変化です。

  • 色が以前より濃くなった
  • 透明だった精油が濁った
  • 理由の分からない沈殿物がある
  • 浮遊物が見える
  • 不自然に二層へ分かれている
  • ボトルの内側に見覚えのない付着物がある

低温によって一時的に濁ったり、成分が結晶化したりする精油もあります。

商品の説明を確認し室温へ戻しても状態が変わらない場合は香りや粘度にも変化がないか確認しましょう。

見分け方その④:粘度と滴下速度を確認する

精油は種類によってもともとの粘度が異なります。

確認するのは粘度が高いかどうかではなく、購入時や以前より変化したかどうかです。

  • サラサラしていた精油が出にくくなった
  • 滴下するまでの時間が長くなった
  • 滴下栓の周辺で固まっている
  • 糸を引くような状態になった
  • 粘りやベタつきが増えた
  • ボトルを傾けても動きにくい

低温による一時的な変化ではなく、香りや色も変わり以前より明らかに粘度が高くなっている場合は使用しないほうがよいでしょう。

まとめ

今回は「アロマ(精油)の香りが変わる原因(酸化・経年変化)や捨て時は?本来の香りを見分けるポイント」について紹介しました。

まとめとして

  • 香りが違うだけですぐに捨てない
  • 購入時の香りと比較する
  • 酸っぱい・油っぽい・不快なにおいがないか確認する
  • 色、透明度、濁り、異物を確認する
  • 粘度や滴下速度が変化していないか確認する
  • 開封時期とメーカーの使用目安を確認する
  • 産地や製造ロットによる違いも考える
  • 室温や嗅覚による一時的な変化と区別する
  • 香り・色・粘度が変化している場合は使用しない
  • 状態を判断できない場合は無理に使用しない

ことが大切です。

アロマ(精油)を購入した最初の段階である程度の特徴(香り・粘度など)を調べてメモしておくと変化を比べやすくなります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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