今回は、リス子さんという助産師の経験を持つ女性に陣痛・分娩時に活用できるアロマについて記事を書いていただきました。
それではリス子さんよろしくお願いいたします!
今回の記事では、助産師を経験した私リス子が
- 出産時に使えるアロマオイルの種類や見分け方は?
- 陣痛を和らげるおすすめな香りの種類は?
- 安全な使い方や注意点は?
などの気になる部分について紹介していきます。この記事を読み進め、出産を乗り越えるサポートとしてアロマの力を活用してみましょう。
産後ママさんにおすすめなアロマ(精油)の種類は?効果的な使い方や注意点を紹介!
アロマオイル・グッズをネット通販で購入する場合のおすすめサイトまとめ!
Contents
出産時に使えるアロマオイルの種類の見分け方は?
妊娠期には、使用に注意が必要なアロマオイル(精油)が多くありますが、出産時には味方になってくれる種類のオイルもあります。
この中でも重要な見分け方は、妊娠中に起こった体の変化や持病に関係する症状です。
この場合は、ペパーミントのように血圧上昇作用があるアロマオイルを避けましょう。
また、てんかんの発作を起こしたことがある人は、フェンネルやローズマリーの使用によって発作を引き起こしてしまう可能性があります。
出産時に使用するアロマは100均に売られているものではなく、精油100%のものを選ばなければいけません。アロマを購入する際は、専門知識を持ったスタッフに相談することがおすすめです。
100均のアロマの危険性についてはこちらの記事にまとめてあります。
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100均のアロマオイルの危険性や副作用は?本物の精油との見分け方やおすすめの活用法も
陣痛を和らげるおすすめな香りの種類は?
陣痛時、分娩時は不安や恐怖を極力取りのぞくことが大切です。
パルマローザ
オリエンタル系で、爽やかさな香りとローズに似たフローラルな香りを持ち合わせています。
この香りの成分、ゲラニオールやリナロールには、精神面のバランスを整え、心と体をリラックスさせる作用があります。
陣痛の痛みは、赤ちゃんが産まれるにはどんどん強くなっていく必要がありますが、未知の体験と怖さで体じゅうに力が入ってしまうママがたくさんいます。
しかし、緊張して筋肉に力が入ってしまうと余計に痛く感じてしまうもの。
そんな時は、パルマローザの香りで全身の力をふっと抜いてみましょう。
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フランキンセンス
陣痛が辛くて普通の呼吸ができなくなってきた時は、ろうそくの火を吹き消すようなイメージで吐く息を長くするように意識してみましょう。
イランイラン
オリエンタル系のエキゾチックで濃厚な南国を思わせる甘い香りです。
この香りは「植物界のモルヒネ」とも呼ばれ、ママをリラックスさせつつ陣痛の痛みを緩和する効果が期待できます。
妊娠や出産時の体温上昇によって、場合によっては濃厚な香りが苦手に感じることがあるので、購入前や使用前に自分の好みにあっているか確認しておくことがお薦め。
他にもイランイランは、催淫作用でも有名ですが、その大きな要因は緊張をほぐしてくれるということです。
陣痛を乗り越える時に大切なのは、リラックスすることと気分転換をすること。
「陣痛は痛いこと。」「辛いこと。」
というイメージが先行してしまうと、どうしてもネガティブな印象になって体に力が入ってしまいます。
陣痛の波が収まったら、イランイランの香りを感じながらそれまで自然と入ってしまった力を抜きましょう。お腹の赤ちゃんもママと一緒に一休みです。
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安全な使い方や注意点も紹介!
安全に使うためには、次の3つの方法がお勧めです。
芳香浴
芳香浴には、2つ方法があります。
1つ目は、アロマディフューザーやアロマランプを使用した芳香浴です。
アロマを取り入れている産院の場合は、施設で用意がある場合があるので、バースプランを考える際に確認してみましょう。
部屋を暗くしてアロマランプの暖かな灯の中で過ごすこともリラックスできてお勧め。
2つ目は、ハンカチやタオルに1~3滴ほど精油を落として室内に置いたり体の近くに置いておく方法です。タオルであれば汗も拭えるし、陣痛を乗り越える時に握りしめることもできます。
沐浴法(もくよくほう)
沐浴法は、香料などを使って体を洗い清めることで、全身浴と部分浴があります。破水をしていない場合は、全身浴に挑戦してみましょう。
出産後は感染症を防ぐために湯船に入ることができなくなるので、出産前の最後のチャンスです。
全身浴は、血行を良くしてくれるので陣痛を強くしてくれる効果があります。また、浮力もあるので腰痛の緩和にもお勧め。
部分浴では、手浴と足浴があります。特にリラックス効果と陣痛を強めてくれる三陰交というツボを刺激することができる足浴が効果的です。
陣痛が強まると、体温が上がって暑く感じてきます。
しかし、ここで大切なのは体を冷やさないことです。
陣痛の辛さは、1回1回の痛みだけではありません。弱い陣痛が長時間続いているのに子宮口がなかなか広がらないという辛さもあります。
トリートメント法
トリートメント法は、陣痛が始まってまだ余裕がある時や、陣痛が弱まってしまって停滞している時にお勧め。
自分でできる場合は、赤ちゃんに会えることをイメージしながら緊張をほぐすことを意識してできる範囲をゆっくりマッサージを行いましょう。
陣痛が弱まってしまって停滞している場合は、付き添ってくれているパートナーに手伝ってもらいましょう。
注意点
出産の時にお勧めのアロマオイルでも、実際に陣痛が起こった時に心地よく感じる香りかどうかということが重要になってきます。
実際にアロマディフューザーやハンカチなどに使用する前に、今の自分にとって心地よく感じるかどうか試してみましょう。
また、アロマオイル(精油)を使う際は、直接手や肌につかないように注意が必要です。
★アロマ(精油)を選ぶ際は、100均のものは使わずに必ず精油100%のものを使いましょう。
まとめ
今日は、助産師経験があるリス子さんから陣痛時・分娩時に活用できるアロマについて教えていただきました。
☆陣痛を緩和するアロマ(精油)は
- パルマローザ
- フランキンセンス
- イランイラン
☆安全な使い方
- 芳香浴
- 沐浴法(もくよくほう)
- アロマトリートメント法
☆注意点
- 選んだ香りが心地よく感じる香りかどうかが重要
- アロマオイル(精油)を使う際は直接肌に触れさせない
- ピュア100%のアロマ(精油)を使う
産後ママさんにおすすめなアロマ(精油)の種類は?効果的な使い方や注意点を紹介!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。