色鮮やかな花が美しいヒソップは「浄化のハーブ」と呼ばれ、スピリチュアルな働きがあると考えられていて、古くから生活の中で役立てられてきた植物です。
精油は甘みがあるハッカのような、懐かしさを感じさせる香りですが、魅力は香りだけでなく、心や体の調子を整えてくれる様々な作用があるんです。
今回のアロカツでは、「ヒソップ」の精油について
- 精神面・身体に働きかける効果・効能をチェック!
- ヒソップと相性がいい香りは?
- おすすめな使い方は?
- ヒソップの禁忌や注意点は?
など、気になる部分について紹介していきますので、是非最後までチェックしてみてください。
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Contents
アロマ(精油・エッセンシャルオイル)ヒソップの特徴と他のオイルとの相性・平均相場
それでは、さっそく「ヒソップ」の特徴からチェックしていきましょう。
ヒソップの特徴
ヒソップは、南ヨーロッパ原産の、高さ40~60cmほどになるシソ科の半常緑低木です。
6~9月にかけてブルーやピンクの鮮やかな花を咲かせるヒソップは、柳に似た葉を持ち、ハッカのようなさわやかな香りがすることから、「柳薄荷(やなぎはっか)」とも呼ばれます。
古くから料理や消毒、病気予防などに用いられ、聖書にも登場する「神聖なハーブ」として、魔除けや厄除け、浄化などにも利用されてきました。
【ヒソップのデータ】
学名 | Hyssopus offcinalis var.decumbens (ヒソパズ オフ(シナリズ バーデカンベンズ) |
---|---|
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 全草 |
抽出法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | イタリア・フランス・東ヨーロッパ他。 |
精油の色 | 薄い黄緑色 |
香りのイメージ | さわやかで甘みのある香り。 |
香りノート | トップ~ミドル |
主な成分 | リナロール・リモネン・γ-ピネン・α-ピネン他。 |
ヒソップの香りと相性がいい精油(エッセンシャルオイル)
ヒソップとブレンドすると相性がいい精油を症状別・系統別で紹介します。
感情のコントロールに
- ローズマリー
- ユーカリ
- マートル
喉の不調に
- サンダルウッド
- セージ
- ニアウリ
気管支炎に
- ティートリー
- タイム
- ユーカリ
リウマチ痛の緩和に
便秘の改善に
- コリアンダー
- スイートオレンジ
- フェンネル
むくみのケアに
- セロリシード
- ジュニパーベリー
柑橘系全般
など。
ハーブ系
- ローズマリー
- セージ
- クラリセージ
- タイム
- セイボリー
フローラル系
スパイス系
- コリアンダー
- フェンネル
- セロリシード
樹木系
ヒソップの精油の平均価格相場は10ml 2,000円~5,000円
一般的に店舗で販売されているヒソップの精油の平均相場は10ml 2,000~5,000円程。
精油の価格の違いは、メーカーやブランドの他、製法や抽出量・オーガニックであるかないかによって異なります。
ヒソップの抽出方法は、水蒸気蒸留法です。
水蒸気蒸留法は、精油に不純物(付着した細かなゴミなど)が入らずに抽出できますが、熱を加えるため劣化しやすい特性があります。
この劣化を防ぐためには、低温で蒸留する必要があるため、この工程でのコストがかかり精油の価格が高くなる傾向があります。
また、農薬を使わずに栽培されたオーガニックの精油も同じく、手間をかけている分の費用やオーガニック認証取得費用がかかっているため、高価格に。
ここでは高品質かつ最安値の精油を紹介します。
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ヒソップの主な作用・効果・効能をチェック!
ヒソップが精神面や身体に働きかける作用・効能・効果について紹介します。
主な作用
- 強壮作用
- 抗菌作用
- 殺菌作用
- 抗感染作用
- 消炎作用
- 抗カタル作用
- 抗リウマチ作用
- 抗ウイルス作用
- 免疫促進作用
- 粘液溶解作用
- 去痰作用
- 血圧上昇作用
- 血行促進作用
- 消化促進作用
- 利尿作用
- 結石溶解作用
- 駆虫作用
- 発汗作用
- むくみの緩和
- 収れん作用
- 瘢痕形成作用
心・精神面への効能
ヒソップの成分「リナロール」には鎮静作用があるため、
- 緊張
- 興奮
- 不安感
- イライラ
- ストレス
- ヒステリー
- 神経性疲労
などの精神的な不調を和らげ、心を浄化し、前向きさを取り戻すための手助けをしてくれます。
また、感情的になってしまうときにも、ヒソップの香りで心を落ち着けることができます。
身体への効能・効果
ヒソップの優れた殺菌・去痰・粘液溶解作用があるため、
- 咳
- 鼻水
- 鼻づまり
- 咽頭炎
- 喘息
- 気管支炎
- 扁桃炎
などの呼吸器系の不調の緩和に効果的です。
また、利尿作用や血行促進作用によるむくみの解消や、尿酸の排出を促すことでリウマチ痛の緩和にも効果が期待できます。
さらに、殺菌・抗ウイルス作用があるため、風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも役立ちます。
Lily流、おすすめレシピや使い方!禁忌・注意点もチェック
ヒソップの効果的な使い方や禁忌・注意点を紹介します。
呼吸系の症状緩和にアロマバス
呼吸系のトラブルには、ヒソップのアロマバスに入ることで咳の症状を軽減させながらリラックスできます。
咳が原因で睡眠不足の人にもおすすめです。
キャリアオイルと乳化剤に精油を混ぜてバスオイルを作り、湯せんの温度を38℃~40℃に設定し、ゆっくり浸かりましょう。
目を閉じ香りを感じながら、ゆっくりと深呼吸してリラックスしてください。
【おすすめレシピ&準備するもの】
- プチグレン10滴
- ヒソップ5滴
- マジョラム3滴
- キャリアオイル5ml
- アロマバスベース(乳化剤)6ml
- 遮光瓶ボトル20ml
- ビーカー又は計量カップ
【アロマバスの作り方】(バスタイム2~3回分)
- ビーカー又は計量カップにバスベース(乳化剤)の分量を計りながら入れる
- ①と同じく、キャリアオイルを入れる
- 最後に精油を落としよく混ぜる
- ボトルに流し込み蓋を閉めてよく振り混ぜる
バスオイルの作り方については、こちらの記事でも紹介しています。
↓
アロマオイルをお風呂に入れてヒリヒリする原因や対処法は?正しい使い方や分量も紹介!
精神状態の不調が改善されず不眠が続く時は芳香浴
ストレスが原因でをふさぎ込んでしまったり、不眠状態が続く場合はディフューザーを利用した芳香浴で、神経を落ち着かせリラックスさせましょう。
もし、ディフューザーがない場合でも、マグカップにお湯を入れ、精油を落とし蒸気を吸う方法もおすすめ。
不眠症状が続く時は、コットンに精油を落とし枕元に置いておくことで、安眠作用をもたらします。
【おすすめレシピ】
- ヒソップ2滴
- ラベンダー2滴
- クレメンタイン2滴
☆マグカップ吸入法では、各精油1滴ずつがおすすめ。
リウマチや関節痛の痛みには塗布トリートメント
本来アロマトリートメントは、プロの方に施術してもらうのが一番ですが、オイルを塗布するトリートメント法なら一人でも簡単にでき、痛みの緩和ケアに活用できます。
精油(エッセンシャルオイル)をキャリアオイル(植物油)で希釈してブレンドオイルを作り、精油成分を気になる部位に擦り込みましょう。
【おすすめレシピ】
(精油濃度2%の場合)
- ヒソップ1滴
- ジュニパーベリー2滴
- ヤロウ1滴
- ホホバオイル10ml
【ブレンドオイルの作り方】
- キャリアオイルに各精油を落とす
- マドラー(ない場合は割りばしなど)で混ぜる
オイルを手のひらに取り、両手で温めてから痛みの気になる部分に塗布し、優しく擦り込むと効果的です。
ヒソップの禁忌や注意点をチェック!
- てんかん持ち
- 妊娠中
- 授乳中
- 子供
への使用は控えましょう。
まとめ
★【ヒソップの心・精神面への主な効能・効果】
鎮静作用
★【ヒソップの身体への主な効能・効果】
- 殺菌作用
- 去痰作用
- 粘液溶解作用
- 利尿作用
- 血行促進作用
他。
★【ヒソップの効果的な使い方】
- 呼吸器系の症状緩和にアロマバス
- 長引く精神状態の不調に芳香浴
- リウマチや関節痛の痛み緩和に塗布トリートメント
がおすすめです。
★【ヒソップの精油の禁忌や注意点】
子供・妊娠中・授乳中、てんかん持ちの人は使用を控える
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最後までお読みいただき
ありがとうございました。