クリスマスシーズンに真っ赤な実を付ける、見た目にもかわいい「ウィンターグリーン」の精油は、湿布のような爽快感のある香りです。
強い作用があるので注意する事もありますが、正しく使えば私たちの心や体にとても役立つ精油なんです。
今回のアロカツでは、「ウィンターグリーン」の精油について
- 精神面・身体に働きかける効果・効能をチェック!
- ウィンターグリーンと相性がいい香りは?
- おすすめな使い方は?
- ウィンターグリーンの禁忌や注意点は?
など、気になる部分について紹介していきますので、是非最後までチェックしてみてください。
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Contents
アロマ(精油・エッセンシャルオイル)ウィンターグリーンの特徴と他のオイルとの相性・平均相場
それでは、さっそく「ウィンターグリーン」の特徴からチェックしていきましょう。
ウィンターグリーンの特徴
ウィンターグリーンは「チェッカーベリー」や「ヒメコウジ」とも呼ばれる北アメリカ原産のツツジ科の常緑低木です。
冬に真っ赤な実を付けた姿はとてもかわいらしく、クリスマスやお正月の寄せ植えなどにも使われます。
湿布のような香りがするウィンターグリーンは、古くからネイティブアメリカンやイヌイットの人々の間で、解熱剤や鎮痛剤として大切にされてきました。
痛みを感じるときに、葉を口に含んだり、お茶にして飲まれていたそうです。
成分のほとんどが湿布にも含まれる「サリチル酸メチル」であるため、とても優れた抗炎症・解熱・鎮痛作用がありますが、反面、刺激も強く扱いには注意が必要です。
上手に使用することができれば、合成されたものより副作用が少ないため、スポーツなどをされる方々のセルフケアに役立つ精油です。
【ウィンターグリーンのデータ】
学名 | Gaultheria procumbens Gaultheria fragrantissima |
---|---|
科名 | つつじ科 |
抽出部位 | 葉 |
抽出法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | 中国・ネパール・北アメリカ他。 |
精油の色 | 薄い黄色~ややピンク色 |
香りのイメージ | 清涼感ある湿布の香り。 |
香りノート | トップ |
主な成分 | サリチル酸メチル・αピネン・ミルセン他。 |
ウィンターグリーンの香りと相性がいい精油(エッセンシャルオイル)
ウィンターグリーンとブレンドすると相性がいい精油を症状別・系統別で紹介します。
モチベーションを高めたいときに
- ユーカリ
- ペパーミント
- アニス
リフレッシュしたいときに
- スペアミント
- コモンセージ
筋肉痛の緩和に
- ローズマリー
- ラバンジン
- バーチ
むくみのケアに
柑橘系
ハーブ系
フローラル系
- ラベンダー
- チュベローズ
- ラバンジン
スパイス系
- バニラ
- アニス
オリエンタル系
樹木系
- ユーカリ
- ジュニパー
- バーチ
- ファー
ウィンターグリーンの精油の平均価格相場は10ml 1,000円~4,500円
一般的に店舗で販売されているウィンターグリーンの精油の平均相場は10ml 1,000~4,500円程。
精油の価格の違いは、メーカーやブランドの他、製法や抽出量・オーガニックであるかないかによって異なります。
また、ウィンターグリーンの抽出法は水蒸気蒸留法です。
水蒸気蒸留法は、精油に不純物(付着した細かなゴミなど)が入らずに抽出できますが、熱を加えるため劣化しやすい特性があります。
この劣化を防ぐためには、低温で蒸留する必要があるため、この工程でのコストがかかり精油の価格が高くなる傾向があります。
また、農薬を使わずに栽培されたオーガニックの精油も同じく、手間をかけている分の費用やオーガニック認証取得費用がかかっているため、より高価格に。
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ウィンターグリーンの主な作用・効果・効能をチェック!
ウィンターグリーンが精神面や身体に働きかける作用・効能・効果について紹介します。
主な作用
- 刺激作用
- 駆風作用
- 解熱作用
- 鎮痛作用
- 鎮痙作用
- 消毒作用
- 去痰作用
- 利尿作用
- 抗感染作用
- 抗炎症作用
- 月経促進作用
- リンパうっ滞除去作用
- 収れん作用
心・精神面への効能
ウィンターグリーンのすっきりとした香りには頭や心を刺激して、やる気を高めてくれる作用があります。
ぼーっとしてしまうときや眠気が取れないとき、リフレッシュしたいときに役立つ香りです。作用が強いため、短時間での使用が向いています。
身体への効能・効果
ウィンターグリーンの主成分である「サリチル酸メチル」には、優れた鎮痙・鎮痛・抗炎症作用があるので、
- 関節炎
- 筋肉痛
- リウマチ
- 肩こり
などの症状の緩和に効果的です。
また、利尿作用とリンパの流れをサポートしてくれる働きで、むくみの改善にも役立ちます。
さらに、消毒・去痰・鎮咳作用により、風邪などの感染症の予防や、咳や痰が気になるときなどの呼吸器系のトラブルの緩和にも効果が期待できます。
Lily流、おすすめレシピや使い方!禁忌・注意点もチェック
ウィンターグリーンの効果的な使い方や禁忌・注意点を紹介します。
スポーツ後のアイシングや筋肉の痛みには湿布
スポーツ後に気になる熱感やジンジンする足にはアイシングをして、筋肉の動きを落ち着かせましょう。
【おすすめレシピ&準備するもの】
- ウィンターグリーン2滴
- ラベンダー2滴
- ローズマリー・カンファー1滴
- 手ぬぐいやハンドタオル1枚
【湿布の作り方】
- 洗面器に多めの水を入れ、各精油を落とす
- 表面に精油が浮くので、そのままタオルを浸す
- タオルを絞り、痛みや炎症の気になる部分に当てる
痛みがひどい時は、1時間~1時間半に1回の割合で繰り返すと効果的。
肩こりや腰痛・関節痛には塗布トリートメント
本来アロマトリートメントは、プロの方に施術してもらうのが一番ですが、オイルを塗布するトリートメント法なら一人でも簡単にでき、症状の緩和ケアに活用できます。
精油(エッセンシャルオイル)をキャリアオイル(植物油)で希釈してブレンドオイルを作り、精油成分を気になる部位に擦り込みましょう。
【おすすめレシピ】
(精油濃度2%の場合)
- ウィンターグリーン1滴
- ジュニパーベリー1滴
- ラベンダー2滴
- ホホバオイル10ml
【ブレンドオイルの作り方】
- キャリアオイルに各精油を落とす
- マドラー(ない場合は割りばしなど)で混ぜる
☆オイルを肩や腰の痛む部分に塗布し、優しく擦り込むようにマッサージすると効果的。
ウィンターグリーンの禁忌や注意点をチェック!
★清涼感が皮膚の刺激になる場合があります。
★アスピリンアレルギーの方の使用は使用を禁止。
★長期間の使用は腎臓に負担がかかります。症状がおさまったら使用を止めましょう。
まとめ
★【ウィンターグリーンの心・精神面への主な効能・効果】
刺激作用
★【ウィンターグリーンの身体への主な効能・効果】
- 鎮痛作用
- 鎮痙作用
- 解熱作用
- 抗炎症作用
- 消毒作用
他。
★【ウィンターグリーンの効果的な使い方】
- スポーツ後のアイシングに湿布
- 肩こり・腰痛・関節痛に塗布トリートメント
がおすすめです。
★【ウィンターグリーンの精油の禁忌や注意点】
- 清涼感が皮膚の刺激になる場合がある
- アスピリンアレルギーの方の使用は禁止。
- 長期間の使用は腎臓に負担がかかる。
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最後までお読みいただき
ありがとうございました。