ティートリーは「クール」「シャープ」と表現されるような、清潔感や透明感を感じさせるさわやかな香りを持つ精油です。自宅に1本常備しておけば、日常生活で様々な活用法ができます。
今回のアロカツでは、万能薬代わりに使える「ティートリー」の精油について
- 精神面・身体に働きかける効果・効能をチェック!
- ティートリーと相性がいい香りは?
- おすすめな使い方は?
- ティートリーの禁忌や注意点は?
など、気になる部分について紹介していきます。是非最後までチェックしてみてください。
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Contents
アロマ(精油・エッセンシャルオイル)ティートリーの特徴と他のオイルとの相性・平均相場
それでは、さっそく「ティートリー」の特徴についてチェックしていきましょう。
ティートリーの特徴
ティートリーは、オーストラリア原産の、樹高 7mほどのフトモモ科の常緑樹です。
初夏に小さい白やピンクの花を咲かせます。とても成長が早く強靭な生命力を持っていて、思い切った伐採をしても枯れることなく成長を続ける、非常にたくましい植物です。
優れた抗菌、殺菌作用があるため、オーストラリアでは古くから万能薬として、病気やけがの治療に利用されてきました。
1925 年にオーストラリアのベンフォールド博士によって、ティートリーの抗菌力が科学的に証明されてからは、天然の消毒薬として、世界中で幅広く利用されています。
【ティートリーのデータ】
学名 | Melaleuca alternifolia (メルレウカ アルテルニフォリア ) |
---|---|
科名 | フトモモ科 |
抽出部位 | 葉っぱ |
抽出法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | オーストラリア・中国。 |
精油の色 | 透明よりの黄色 |
香りのイメージ | 「クール」「シャープ」な香り。 |
香りノート | トップ |
主な成分 | γ-テルピネン・αテルピネン |
ティートリーと香りの相性がいい精油(エッセンシャルオイル)
柑橘系
など柑橘系全般と相性がいいです。
フローラル系
- ローズ
- ラベンダー
ハーブ系
ウッディ系
スパイス系
おすすめブレンド
花粉症対策に
アトピー性皮膚炎に
風邪の予防に
集中力&記憶力アップ
- レモン
- ローズマリー
- タイム
気分を明るく
お部屋や衣服の消臭
ティートリーと精油の平均価格相場は10ml 1,500円~4,000円
店舗で販売されているティートリー精油の平均相場は10ml 1,500円~4,000円程。1本持っておくと様々な場面で活躍してくれる万能精油です。
通販を利用すると、10ml 300円代~と比較的低価格で手に入れることが可能です。
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ティートリーの主な作用・効果・効能をチェック!
ティートリーが精神面や身体に働きかける作用・効能・効果について紹介します。
主な作用
- 鎮静作用
- 神経強壮作用
- 鎮痛
- 抗菌作用
- 抗真菌作用
- 抗感染作用
- 抗寄生虫作用
- 抗ウイルス作用
- 呼吸器系の鎮痛作用
- 心臓強壮作用
- 免疫促進作用
- 去痰作用
- 強壮作用
- 殺菌作用
- 消毒作用
- 発汗作用
- 抗炎症作用
- 瘢痕形成作用
- 癒傷作用
- 抗炎症作用
- 殺虫作用
- 粘液過多治癒作用
心・精神面への効能
殺菌作用や消毒作用が際立っているティートリーは、つい身体面のサポートばかりが注目されがちですが、精神面でも様々な助けになってくれます。
神経強壮作用と鎮静作用の両方の作用をあわせ持つため、無気力や不安感など、疲れてしまった心をリフレッシュして、やる気や自信を与えてくれます。
頭が冴え、集中力や記憶力が上がるので、作業効率を上げたい時にもおすすめ。
身体への効能・効果
ティートリーには、優れた殺菌、抗菌、消毒、抗ウイルス作用があることから、
- 感染症の予防
- のどの痛み
- 鼻水・鼻づまりの改善
- 咳
- 花粉症の改善
- 水虫の改善
- ニキビの予防や改善
- 傷口の消毒
- 傷の治りを促進させる
- 化膿の予防
- 虫刺されのかゆみを和らげる
- 日焼けや火傷の回復を助ける
- 乾燥による皮膚のかゆみ
など、様々な症状の予防や緩和に役立ちます。現在もオーストラリアでは常備薬として利用され、親しまれている精油です。
希釈したティートリーをマスクにスプレーしたり、水に数滴たらしてうがい。ニキビに少量つけたり、ハンドクリームやボディクリームに混ぜたりと様々な使い方ができます。いずれも少量から様子を見ながらご利用ください。
また、もう一つ注目されているのがデオドラント作用です。
ティートリーの抗菌、殺菌作用が、体臭を発生させるバクテリアの活動抑制にも効果的なので、運動後に希釈したスプレーを、ハンカチやタオルにスプレーして拭き取ると快適に過ごすことができます。
お掃除で利用する場合は、バケツの水に数滴たらすことで、ティートリーの天然成分でお部屋と空気の殺菌、消臭ができ一石二鳥の精油です。
Lily流、おすすめな使い方や禁忌・注意点もチェック!
ティートリーの精油の効果的な使い方や禁忌・注意点を紹介します。
咽頭痛にはうがいで回復を早める
風邪や咽頭痛・口内炎などにはうがいがおすすめ。抗菌・殺菌・抗炎症作用で、患部を消毒し痛みを和らげます。
【ティートリーのうがいレシピ】
100mlのぬるま湯に
- ティートリー1滴
- ペパーミント1滴
をたらしうがいをする。清涼感が苦手な方はミントの代わりにレモンの精油を使うのがおすすめ。口臭予防や歯肉炎の予防にも効果的な方法です。
安全の為、アレルギー体質の方や皮膚刺激を起こしやすい方、喘息持ちの方はこの方法は控えた方がいいです。
なんとなく風邪かな?と感じたらアロマバス
風邪の引き始めや感染症を予防するには「アロマバス」がおすすめ。
精油にキャリアオイルと乳化剤を混ぜてバスオイルを作り、湯せんの温度を38℃~40℃に設定し、ゆっくり浸かりましょう。
水虫などのなかなか治らない皮膚疾患もアロマバスに浸かることで回復を早める働きがあります。
使用するアロマは、ティートリーと一緒に「ジュニパーべリー」や「ラベンダー」を使うことで、身体を清めながら、精神面もリラックスできます。
バスオイルの作り方については、こちらの記事に必要な材料と参考レシピを説明しています。
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アロマオイルをお風呂に入れてヒリヒリする原因や対処法は?正しい使い方や分量も紹介!
ニキビ・吹き出物を殺菌消毒
基本、アロマは原液だけで直接お肌に付けることは禁止されていますが、ティートリーの精油は、唯一原液で使っても大丈夫な精油の一つです。
ニキビや吹き出物以外にも、
- 水虫
- 切り傷
- 虫刺され
- 軽い火傷
などをしたときに原液を患部に2・3滴たらして使うと効果的。
衣類を部屋干しする日はティートリーを洗濯機に投入し抗菌
梅雨の時期や洗濯物を外で干せない場合は洗剤のすすぎの工程でティートリーを2~3滴落としておくと衣類を殺菌・抗菌し、部屋干し後に発生しやすい嫌な臭いを防ぐことができます。
ティートリーの精油の禁忌や注意点をチェック!
古いティートリーの精油を使用すると、皮膚刺激が強く出る場合があります。
高濃度で使用するとアレルギー体質や敏感肌の方は特にピリピリ感を感じることがあります。
トリートメントの際はキャリアオイルで希釈濃度を1%にし、お風呂での使用の際はキャリアオイル+乳化剤をセットで使う方が安全に使えるのでおすすめ。
妊娠中の方の使用は避けましょう。
まとめ
★【ティートリーの心・精神面への効能・効果】
- 鎮静作用
- 神経強壮作用
★【ティートリーの身体への効能・効果】
- 感染症予防
- ニキビ肌・吹き出物を殺菌
- デオドラント
★【ティートリーの効果的な使い方】
- 咽頭痛にはうがい
- 風邪の引き初めにアロマバス
- ニキビ・吹き出物に塗布
- 部屋干し臭防止のために洗濯機に投入
★【ティートリーの精油の禁忌や注意点】
- 古い精油は皮膚刺激が強くなる
- アレルギー体質の方や敏感肌の方は直接塗布はしない
- アロマバスで使用する場合は濃度1%がおすすめ
- 妊娠中の使用は控える
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