アロマの意味・効果・効能

アロマオイル(精油)のカルダモンの効果・効能とおすすめな使い方・禁忌や注意点も!

Lily
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こんにちは!lily(リリー)です。

「アロカツ」をご覧いただきありがとうございます。

カルダモンは、世界最古のスパイスとしても知られており、インドでは「スパイスの女王」と評されるほど人気があります。

身近な料理では、カレーによく使用されているスパイスなんですよ。

一見すると料理に使う印象ばかりが強いですが、実は精油はとても優秀なんです。

スパイシーで刺激的だけど、暖かみと甘さのある複雑な香りに虜になってしまう人も☆。

スパイスとしても、アロマとしても魅力的なカルダモンの効能をチェックして、毎日の健康管理に役立てていきましょう。

今回のアロカツでは、「カルダモン」の精油について

  • 精神面・身体に働きかける効果・効能をチェック!
  • カルダモンと相性がいい香りは?おすすめな使い方は?
  • カルダモンの禁忌や注意点は?

など、気になる部分について紹介していきますので、是非最後までチェックしてみてください。

アロマ(精油・エッセンシャルオイル)カルダモンの特徴と他のオイルとの相性・平均相場

それでは、さっそく「カルダモン」の特徴からチェックしていきましょう。

カルダモンの特徴

カルダモンは、ショウガ科の多年草の植物で、長さ1~2cmほどの果実をつけます。

この果実をつけるまでに栽培から4年以上もかかるため、サフランやバニラに並んで高価なスパイスと言われています。

スパイスなどで販売されているカルダモンは、緑色で楕円形が特徴的ですが、実際に香りがあるのはその中に入っているゴマのような種子です。

インドでは、古い歴史を持ち、紀元前1000年以上の昔から、その力を見出され「アーユルヴェーダ」という伝統医療にも取り入れられてきました。

カルダモンと聞くと、料理に使うイメージの方が強いですが、実はセクシーでエキゾチックな雰囲気を感じさせる「オリエンタル系の香りの香水」にもよく使用されています。

【カルダモンのデータ】

学名 Elettaria cardamomum(エレッタリア カルダモムム)
科名 ショウガ科
抽出部位 種子
抽出法 水蒸気蒸留法
主な産地 インド・グアテマラ・スリランカ他。
精油の色 無色
香りのイメージ 甘さとスパイシーをミックスさせた香り。
香りノート トップ~ミドル
主な成分 1,8-シネオール・酢酸テルピニル・酢酸リナリル他。

カルダモンの香りと相性がいい精油(エッセンシャルオイル)

カルダモンとブレンドすると相性がいい精油を症状別・系統別で紹介します。

集中力・記憶力の向上に

ストレスによる精神疲労に

気分を高めたいときに

消化器系トラブルに

風邪の予防・気管支炎の症状に

フローラル系

柑橘系

ハーブ系

スパイス系

樹木系

オリエンタル系

樹脂系

フランキンセンス

特に同じスパイス系とウッド系との組み合わせがおすすめ。

少量でも香りが強いのでブレンドする割合に注意しましょう。

カルダモンの精油の平均価格相場は10ml 3,300円~7,000円

精油の価格の違いは、メーカーやブランドの他、製法や抽出量・オーガニックであるかないかによって異なります。

カルダモンの抽出方法は、水蒸気蒸留法です。

水蒸気蒸留法は、精油に不純物(付着した細かなゴミなど)が入らずに抽出できますが、熱を加えるため劣化しやすい特性があります。

この劣化を防ぐためには、低温で蒸留する必要があり、この工程でのコストがかかるため、精油の価格が高くなります。

また、農薬を使わずに栽培されたオーガニックの精油も同じく、手間をかけている分の費用やオーガニック認証取得費用がかかるため、高価格に。

ネット通販では、平均相場より低価格で良質なカルダモンが購入できます。

カルダモンは産地により、香りの甘さが異なります。深い甘さの精油を選ぶ場合は、「インド産」がおすすめ。

スパイス系の香りは、特に刺激が強い香りのため、少量での購入をおすすめします。

ここでは高品質かつ最安値の精油を紹介しています。

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また、精油を購入する際には、必ず「学名」や「抽出方法」・「原産国」などの精油データーをチェックしてみましょう。

精油データーがないものは偽物の可能性が高いので注意してください。

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カルダモンの主な作用・効果・効能をチェック!

カルダモンが精神面や身体に働きかける作用・効能・効果について紹介します。

主な作用

  • 鎮静作用
  • 鎮痛作用
  • 抗不安作用
  • 催淫作用
  • 神経強壮作用
  • 血流促進
  • 抗菌佐用
  • 抗ウイルス作用
  • 健胃作用
  • 去痰作用
  • 鎮咳作用
  • 消化促進作用
  • 食欲増進作用
  • 唾液分泌促進作用
  • 血圧降下作用

心・精神面への効能

カルダモンは、スパイシーで刺激的かつ暖かみと甘さのある複雑な香りを楽しむことができるため、「高貴な香り」とも評されます。

「酢酸リナリル」と「リナロール」という成分が含まれているため、心の興奮やざわつきを抑えて、心と身体のバランスを整えるサポートをします。

スパイシーさが脳を刺激して、考えすぎて心に溜まってしまった疲れや不安を和らげてくれる作用をもたらします。

寝たいのに、考えすぎてなかなか寝つけないときにも効果的。

悩みがある日には、入眠前からアロマデフューザーを使って、香りをお部屋に漂わせておきましょう。

気分が前向きになる「オレンジスイート」や「ベルガモット」とブレンドするとリラックスできおすすめです。

身体への効能・効果

カルダモンは伝統医療にも取り入れられているため、身体に良い様々な効能があります。

主成分である「1,8シネオール」の成分には、呼吸器系の炎症や鼻の炎症を和らげる作用があるため

  • 気管支炎
  • 風邪
  • 鼻炎
  • 花粉症

を鎮めてくれる働きがあります。

また、消化器系の働きをサポートしてくれるため、

  • 腹痛
  • 消化不良
  • お腹の張り

などの不調に役立てることができます。

また「酢酸テルピニル」には鎮痛作用や抗炎症作用があるため、腰痛や筋肉痛を和らげてくれます。

お肌への働きかけとしては、抗真菌作用により水虫の症状軽減に優れています。

しかし、高濃度で使用すると刺激が強いので逆に症状を悪化させてしまう可能性もあるので使う量に気をつけましょう。

Lily流、おすすめレシピや使い方!禁忌・注意点もチェック

カルダモンの効果的な使い方や禁忌・注意点を紹介します。

風邪の症状・消化不良による胃痛・腹痛に蒸気吸引

蒸気吸入法は、風邪の症状や鼻の不快感・消化器系のトラブルを緩和したいときに活用できます。

【おすすめレシピ&準備するもの】

  • カルダモン1滴
  • ゆず1滴
  • 大きめのマグカップ
  • 沸かしたお湯(80℃前後で)

【吸入法】

  1. マグカップに熱湯を入れ精油を入れる
  2. 上がってくる蒸気をゆっくりと大きな呼吸で吸う(最低3分~5分間)

気道の炎症がひどい場合はむせる場合があります。

あまりにもひどくむせる場合は使用を中止しましょう。

肩こりや腰痛の緩和に塗布トリートメント

本来アロマトリートメントは、プロの方に施術してもらうのが一番ですが、オイルを塗布するトリートメント法なら一人でも簡単にでき、だるさや痛みの緩和ケアに活用できます。

精油(エッセンシャルオイル)をキャリアオイル(植物油)で希釈してブレンドオイルを作り、精油成分を気になる部位に擦り込みましょう。

【おすすめレシピ】
(精油濃度1%の場合)

  • カルダモン1滴
  • ペパーミント1滴
  • セントジョーンズワートオイル5ml
  • ホホバオイル5ml
  • ビーカー(ない場合は計量カップ)
  • マドラー(ない場合は割りばし)
  • 容器1
  • 遮光瓶10ml(少量の使用のみで保存する場合)

【ブレンドオイルの作り方】

  1. 容器にキャリアオイルを計り入れ、各精油を落とす
  2. マドラー(ない場合は割りばしなど)で混ぜる

【トリートメント法】

オイルをたっぷり手のひらに取り、両手で温めてから痛みの気になる患部に塗布します。

時計回りで大きく円を描くようにマッサージして成分を浸透させましょう。

☆作用が強いため、塗りすぎに注意しましょう。

性的な不調にベットアロマ

高揚感をもたらす働きから、性的な不調による気持ちの減退を解消し、リラックス。

ディフューザーを使用したり、コットンに精油を数滴落とし、枕元において置いて香りを漂わせる方法がおすすめです。

【おすすめレシピ】

  • カルダモン1滴
  • ジャスミン1滴
  • イランイラン1滴

カルダモンの禁忌や注意点をチェック!

Lily
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★カルダモンは、刺激が強い精油のため、妊娠中の人の使用は控えましょう。

★低濃度でも、スパイス系の精油をお肌に使用するとピリピリ感が起こる場合があります。

★また、高濃度のものが皮膚に触れると炎症を起こす危険があるので、使用する際は、化粧水などのスキンケアでの使用は避け、少量での使用を意識しましょう。

使用時にかゆみなどのお肌の異常を感じた場合は、使用を中止しましょう。

まとめ

【カルダモンの心・精神面への主な効能・効果】

  • 鎮静作用
  • 抗不安作用
  • 催淫作用
  • 神経強壮作用

【カルダモンの身体への主な効能・効果】

  • 抗感染作用
  • 抗炎症作用
  • 去痰作用
  • 免疫調整作用
  • 抗アレルギー作用
  • 消化機能促進作用

他。

★【カルダモンの効果的な使い方】

  • 風邪の症状・消化不良による胃痛・腹痛に蒸気吸引
  • 肩こりや腰痛の緩和に塗布トリートメント
  • 性的な不調にベットアロマ

【カルダモンの精油の禁忌や注意点】

  • 妊娠中の人の使用は控える
  • 低濃度でお肌に使用でも刺激を感じることがある
  • 高濃度での使用は禁止

最後までお読みいただき
ありがとうございました。