アロマの意味・効果・効能

アロマオイル(精油)ベチバーの効果・効能とおすすめな使い方・禁忌や注意点も!

Lily
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こんにちは!lily(リリー)です。「アロカツ」にご訪問ありがとうございます!

ベチバーは、アロマの中でも好き嫌いが分かれる独自な香りが特徴的です。

どちらかというと男性向きな香りで、市販の男性用化粧品やフレグランスに使われています。

あまり有名な精油ではありませんが、私たちの心や身体にさまざまな働きをもたらします。

ベチバーの香りの効能を知って、毎日の健康管理に役立てていきましょう。

今回のアロカツでは、「ベチバー」の精油について

  • 精神面・身体に働きかける効果・効能をチェック!
  • ベチバーと相性がいい香りは?
  • おすすめな使い方は?
  • ベチバーの禁忌や注意点は?

など、気になる部分について紹介していきますので、是非最後までチェックしてみてください。

アロマ(精油・エッセンシャルオイル)ベチバーの特徴と他のオイルとの相性・平均相場

それでは、さっそく「ベチバー」の特徴からチェックしていきましょう。

ベチバーの特徴

ベチバーは、インド、スリランカ、インドネシアなどの熱帯地域に生息する草丈 2m程のイネ科の植物です。

洪水や干ばつにも耐える強靭な生命力を持ち、現在は世界各国で栽培されています。

精油の原料になるベチバーの根は、熱気を冷ます作用や防虫作用があり、インドでは何世紀も前から、根を利用した日よけやマットなどが作られ、日常生活に利用されてきました。

スモーキーで湿った土のような独特な香りに、苦手と感じる方もいます。

しかし、意外なことに他の香りとなじみやすく、深みを出すベースノートとして、シャネルの「No.5」や、「ムスリーヌ・デ・ザンド」などの香水や化粧品の原料などにも利用されています。

【ベチバーのデータ】

学名 Vetiveria zizanioides(ウェティウェリア ジザ二オイデス)
科名 イネ科
抽出部位
抽出法 水蒸気蒸留法
主な産地 インドネシア・インド・マダガスカル・ハイチ他。
精油の色 赤茶
香りのイメージ スモーキーな香り
香りノート ベース
主な成分 ベチセリネロール・クジモール他。

ベチバーの香りと相性がいい精油(エッセンシャルオイル)

ベチバーとブレンドすると相性がいい精油を症状別・系統別で紹介します。

明るい気持ちになりたいときに

心を落ち着けたいときに

風邪の予防に

女性特有の不調に

ニキビの予防やケアに

柑橘系全般

など。

ハーブ系

フローラル系

スパイス系

樹木系

オリエンタル系

樹脂系

ベチバーの精油の平均価格相場は10ml 1,800円~4,800円

精油の価格の違いは、メーカーやブランドの他、製法や抽出量・オーガニックであるかないかによって異なります。

ベチバーの抽出方法は、水蒸気蒸留法です。

水蒸気蒸留法は、精油に不純物(付着した細かなゴミなど)が入らずに抽出できますが、熱を加えるため劣化しやすい特性があります。

この劣化を防ぐためには、低温で蒸留する必要があり、この工程でのコストがかかるため、精油の価格が高くなります。

また、農薬を使わずに栽培されたオーガニックの精油も同じく、手間をかけている分の費用やオーガニック認証取得費用がかかるため、高価格に。

ネット通販では、平均相場より低価格で良質なベチバーを購入することができます。

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また、精油を購入する際には、必ず「学名」や「抽出方法」・「原産国」などの精油データーをチェックしてみましょう。

精油データーがないものは偽物の可能性が高いので注意してください。

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ベチバーの主な作用・効果・効能をチェック!

ベチバーが精神面や身体に働きかける作用・効能・効果について紹介します。

主な作用

  • 鎮静作用
  • 抗うつ作用
  • 強壮作用
  • 安眠作用
  • 抗感染作用
  • 抗真菌作用
  • 抗リウマチ作用
  • 鎮經作用
  • 消化促進作用
  • 血行促進作用
  • 通経作用
  • 肝臓機能促進作用
  • 免疫強壮作用
  • 去痰作用
  • 粘液溶解作用
  • 膵臓機能促進作用
  • 細胞活性化作用
  • 静脈強壮作用
  • 鬱血除去作用
  • 抗炎症作用
  • 引赤作用
  • 皮膚再生促進作用
  • 防虫作用

心・精神面への効能

「安静のオイル」とも呼ばれるベチバー。

精神的な疲労や緊張を抑えたいとき、気持ちが高まって寝つけないときに落ち着きを取り戻し、心のバランスを整えてくれます。

感情のコントロールがうまくできないときや、感受性の強い方に役立つ精油です。

就寝前のアロマバスや、寝室のルームアロマにもおすすめ。

身体への効能・効果

ベチバーに含まれる「ベチベロール」には血行促進作用があり、女性のなりやすい冷え性やむくみの改善に役立てることができます。

また血行不良が原因で引き起こされる、

  • 肩こり
  • リウマチ
  • 腰痛
  • 関節痛

の痛みの緩和にも使えます。

さらに、中枢神経への働きかけによる免疫力強化作用に加え、去痰・粘液溶解作用があるため、さまざまな感染症予防や、呼吸器系の不調を和らげる効果が期待できます。

ベチバーは胃腸の働きを整えてくれるため、食欲不振や消化不良などの消化器系のトラブルにも役立ちます。

女性の体への作用としては、ホルモンバランスを整えることで、生理不順や PMS(月経前症候群)、更年期障害などの心身の不調の改善に役立てることができます。

また、ベチバーには美肌を作るための優れたさまざまな作用があり、

  • ニキビ
  • 湿疹
  • 乾燥肌
  • アンチエイジング

のケアなど、さまざまな肌質の方のスキンケアに活用できます。

Lily流、おすすめレシピや使い方!禁忌・注意点もチェック

ベチバーの効果的な使い方や禁忌・注意点を紹介します。

しわや乾燥肌のスキンケアに美容オイル

天然の新鮮な美容オイルでお肌の乾燥を防ぎ、美肌を保ちましょう。

【おすすめレシピ&準備するもの】
(精油濃度1%の場合)

  • ベチバー1滴
  • ネロリ1滴
  • マルラオイル(又はローズヒップオイル)10ml
  • ビーカー(ない場合は計量カップ)
  • 遮光瓶10ml(保存用)

【ブレンドオイルの作り方】

  1. ビーカー又は計量カップにマルラオイルを計り入れ、各精油を落とす
  2. マドラー(ない場合は割りばしなど)で混ぜる

【顔のトリートメント法】

  1. お化粧水でお肌を整える
  2. 適量のオイルを手のひらに取り、両手で温める
  3. 顔全体に伸ばす
  4. 下~上に、手のひらを使い、大きな円を描くようにマッサージ
  5. 目じりや気になる部分には④にプラスして、中指や薬指を使い内側~外側に向かって丁寧にマッサージ
  6. 最後にゆっくりと3回ハンドプレスする

お肌が弱い人は、精油で皮膚刺激を起こす場合があります。

使用後にかゆみが出た場合は、使用を中止してクレンジングオイル+洗顔でオイルを落としましょう。

★オイルは1ヵ月を目安に使い切りましょう。

精神疲労や不眠には芳香浴

ストレスによる精神疲労や不眠症状が続く場合は、ディフューザーを利用して、お部屋全体に香りを拡散しましょう。

もし、ディフューザーがない場合は、マグカップにお湯を入れて精油を3滴ほど落とし、蒸気を嗅ぐ方法がおすすめ。

就寝時に枕元に精油を落としたコットンを置いておく安眠法も効果的です。

【おすすめレシピ】

  • ベチバー1滴
  • ゼラニウム1滴
  • フランキンセンス2滴

ゴキブリ除けには拡散&アロマスプレー

ベチバーには、ゴキブリやダニに対する忌避作用があります。

玄関でディフューザーやアロマランプを使ってベチバーの香りを漂わせておくのが効果的です。

【おすすめレシピ】

  • ベチバー1滴
  • クローブ2滴
  • シナモン1滴
  • スペアミント1滴

上のレシピでアロマスプレーとして使うこともできます。

【準備するもの】

  • ベチバー5滴
  • クローブ10滴
  • スペアミント10滴
  • 遮光スプレー容器
  • ビーカー又は計量カップ
  • 無水エタノール20ml
  • 精製水30ml

【アロマスプレーの作り方】

  1. スプレーボトルに無水エタノールを計り入れる
  2. 精油を落とし、一旦蓋を閉めよく振り混ぜる
  3. 再度、蓋を開けて精製水を加え蓋を閉めてよく振り混ぜる

就寝前や外出前に玄関のドアや隙間にスプレーしておくと効果的。

スプレーは劣化防止のために、1ヵ月以内に使い切るようにしましょう。

ベチバーの禁忌や注意点をチェック!

Lily
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★通経作用(子宮収縮作用)があるため、妊娠初期の人は使用を避けること。

★ベチバーは強い香りなので、入れすぎに注意してください。

まとめ

【ベチバーの心・精神面への主な効能・効果】

  • 鎮静作用
  • 抗うつ作用
  • 強壮作用
  • 安眠作用

【ベチバーの身体への主な効能・効果】

  • 抗感染作用
  • 抗真菌作用
  • 抗リウマチ作用
  • 鎮經作用
  • 消化促進作用
  • 血行促進作用

他。

★【ベチバーの効果的な使い方】

  • しわや乾燥肌のスキンケアに美容オイル
  • 精神疲労や不眠に芳香浴
  • ゴキブリ除けには拡散&アロマスプレー

★【ベチバーの精油の禁忌や注意点】

  • 少量でも強い香りなので、入れすぎに注意する
  • 妊娠初期の人の使用は控える

最後までお読みいただき
ありがとうございました。